内申対策

内申点を上げるには、まず学校の提出物やワークです。経験上、かなり多くの生徒さんは、学校の宿題を丁寧にやるようにするだけで、成績が上げることができます。

ただ学校の宿題をやるだけではなく、間違えた問題を解き直したり、テスト前に何回も学校の教材を解いてください。


成績別の内申対策
学校の先生のアドバイスは、平均的な生徒に合わせているので、先生のお話を聞きつつも、自分の学力に合った勉強法を工夫してください。

 1や2が多い→3に上げる ・定期テストで40点程度とる

・提出物を総て提出する

・授業中に寝ない、騒がない
・学校のワークをテスト1週間前までに終わらせておく。
(できれば、保護者の方が、途中式を書いているか、丸付けをしているか、チェックする)

・学校のワークやプリントを何回も解き直す。書き込み式の教材では、コピーを取っておいて、何回も解く。

・テスト週間は、理科や社会の重要用語、実技科目、漢字などの暗記をする。
(要は、2年生までの勉強が分からなくても、理解できるものから勉強するということ)

・テスト週間以外は、中1からの漢字、計算、英語の復習をする。
(数学や英語は、基礎学力がないと成績が上がりにくい。)
 3が多い→4に上げる ・テストで80点以上をとる ・学校のワーク、プリントの解き直しをする。

・教科書準拠問題集を、各科目1冊は購入し、くり返し解く。応用問題もとばさない。

・普段から、2年生までの復習や、入試レベルの問題集に取り組む。
(中3の定期テストでは、2年生までの復習や、入試レベルの応用問題も出題されるため)
 4が多い→5に上げる ・テストで90点以上をとる ・ケアレスミスをなくす。計算ミスや漢字など、基礎のミスを軽く見ず、ノートにメモしておく。

・数学や国語では、時間切れになりやすいので注意。数学は、教科書準拠問題集などを購入し、時間を計って練習する。国語では、教科書の本文を、暗記するまで読んでおく。

・意表をつく応用問題にも対応できるように、授業で習ったことや、ワークは、隅々まで目を通しておく。入試用の問題集で、試験範囲の発展問題も演習しておく。

・定期テストの勉強に時間をかけすぎない。日頃から学力をつけ、テスト勉強は、短時間で集中的にこなす習慣をつける。

よく、「先生にこびを売らないと、内申点があがらない」という受験生もいますが、そういう受験生に限って、学校のワークすらあやふやだったりします。長年、高校受験生を指導していますが、時たまひどい先生がいるものの、ほとんどの場合は、塾の講師から見ても納得のいく内申点がついています。保護者の方が、「先生のご機嫌を取れば内申があがる」とアドバイスをしてしまうこともありますが、十中八九、そういう問題ではないと思います。(思春期の生徒は、人間関係に過剰に反応するところがあるので、よくおかしなうわさ話が広まり、それに影響を受けてしまうことがあります)テストの得点のわりに内申点が低い場合、成績を伸ばす方法が分からずあせってしまうと思いますが、塾の講師や学校の担任の先生など、授業中のお子様の様子を客観的につかんでいそうな人に相談してみてください。

注意 「1」がついている場合
「1」がついている科目がある場合、私立の推薦をとるのが、困難になります。また、英語・数学・国語で1がある場合は、小学校からの勉強が全く分かっていない可能性があり、高校1年の必修科目の単位が取れないかもしれません。「1」がついている場合は、まず、提出物や小テストに真面目に取り組んで、何とか「2」に上げてください。それが無理な場合は、通学距離やご本人の希望といったことより、単位取得ができそうか、卒業後の進路は決まりそうか、という観点から学校選びをしてください。

おまけ 内申点について思うこと

内申については、何かと悪評がありますが、長年、塾の講師をしていると、むしろ優れた制度だと思います。ペーパーテストで計れない部分も評価することで、進路のミスマッチを未然に防いでいます。
内申点が高い生徒さんは、「愛想が良い」「よい子」というより、「学校文化に順応して」います。無愛想で大人に反抗的な生徒さんでも、課題を高い水準で達成し、他者とコミュニケーションがとれる場合は、良い内申点がついています。学校文化に順応しているかどうか、そのこと自体は、特に誉めるべきことでも批判されるべきことでもありません。ただ、内申点が悪い場合、組織で期待される特質を持っていないということなので、「良い学校→公務員、良い会社」という進路は歩みにくいと思います。目先の受験に限っても、内申点が悪いのに進学校に入学すると、よほど知的能力が高くないかぎり、非常にリスキーです。進学校では、先生の話を聞いていなかったり、課題を提出しない生徒へのフォローがほとんどないからです。大雑把に見ると、内申点につりあった高校へ進学した生徒さんの方が、無理なく高校生活を送っています。保護者の方が期待するほど内申点がない場合、「内申点を上げる」ことも必要ですが、「この子に合った環境は何か」ということを具体的に考えることも大事だと思います。


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